こんにちは、けんけんです。
柴犬は日本の犬で日本の気候にも強いし、飼うのは難しくないよね。と思っているのであれば、柴犬を飼ってみたら「あれっなんだか大変だな」と感じてしまうかもしれません。今回の記事は柴犬の性格や体の特徴、成長に合わせた飼い主の接し方などわかりやすく解説をしています。
この記事は以下のような人におすすめ!
柴犬を飼おうと考えている人
柴犬の性格が知りたい人
柴犬との付き合い方を知りたい人
犬は個体差や環境によって性格も変わるため、犬種だけでは性格は決まりません。しかし性格の傾向はあるため、犬を迎える前に飼い主が知っておくことは重要です。今回は当ブログで犬に関する記事を執筆しており、犬大好きのわたし、けんけんが柴犬について丁寧に解説をします。
この記事を読めば、柴犬の性格がよくわかり、飼ってからの犬との付き合い方がよくわかるようになりますよ!
それでは、どうぞ!
もくじ
柴犬の性格
柴犬は日本犬で、歴史は古く、縄文時代に渡来した民族から持ち込まれたとされています。日本では鳥猟犬として飼われていました。昭和11年(1936年)に天然記念物に指定されました。天然記念物なのに飼ってよいのか?と疑問に思いますが、「種の保存のための飼育・繁殖は認められている」ということで柴犬を飼うことは何も問題ないです。
三角形のピンと立った耳にクルンとした中程度の長さの尾、筋肉が適度に付いた体と親しみのある外見です。
性格は自信があり、飼い主には誠実で、勇敢ですが、他人には警戒心が強く、人や犬と触れさせる社会化は必須です。また最近の傾向として飼い主に対しても警戒する子がいるので、お家に迎えたらしつけや社会化を積極的にすすめましょう。
毛色による性格の違い
柴犬の被毛は、レッド、ゴマ、黒ゴマ、赤ゴマ、黒褐色、白など複数の毛色があります。毛色による性格の違いについては「柴犬は毛色による性格の違いはない」と言われています。個体ごとによる性格や環境による性格影響が大きいので、迎える前に触れたり、観察して性格を見極めてください。
性別による性格の違い
柴犬は他の犬種と同様に性別による性格の傾向の違いがあります。個体差や環境による性格への影響も大きいので、知識の一つとして性別の性格傾向を知っておくと良いでしょう。
オス
柴犬のオスは活発で、メスに比べて縄張り意識が強く、警戒心も強い傾向があります。飼い主以外の人や他の犬に警戒をします。飼い主には忠実で従順。メスに比べて甘えん坊という性格です。
メス
柴犬のメスはオスに比べて、友好的です。思慮深く、落ち着きがあります。とはいえ、メスも警戒心が強いので人や犬に触れさせる社会化は重要です。飼い主に忠実で、飼い主の気持ちをくみ取り寄り添う態度をとります。
柴犬の体の特徴
鳥猟犬として活躍していた柴犬は筋肉質な体に、寒いところでも平気なように2重の毛「ダブルコート」に覆われています。寒さには強い犬種です。また尾はクルっと巻いており、三角形のピンと立った耳が特徴的です。顔はマズルの長さや顔全体の丸みの違いで「タヌキ顔」と「キツネ顔」に分かれます。
成犬になると体重は8〜10㎏、体高は37〜40㎝程度になりますが、小型犬に分類されます。
原産国 | 日本 |
体重 | 8~10㎏ |
体高 | 37㎝~40㎝ |
色 | レッド、白、ゴマ、 黒ゴマ、赤ゴマ、黒褐色など |
かかりやすい病気 | 皮膚疾患、アレルギー |
頭
柴犬の輪郭は2タイプあり、全体的に細長いく額が浅い「キツネ顔」の頭と、丸みをおびた「タヌキ顔」です。
耳
柴犬の耳は三角形のピンと立った耳です。耳の内側に短い飾り毛がはえています。
鼻
マズルの長さによって顔の印象が分かります。柴犬はマズルが長い「キツネ顔」とマズルが短い「タヌキ顔」に2パターンに分かれます。
被毛
柴犬の被毛はアンダーコートとオーバーコートの2重構造の「ダブルコート」です。体表に違いアンダーコートは体温保持のための毛で、外部環境から身を守る「オーバーコート」に覆われています。換毛期が春と秋の年2回あり、抜け毛は多いため、換毛期は毎日のブラッシングが欠かせません。コームやスリッカーブラシを使用してブラッシングを行いましょう。
胴体
体は狩猟犬のため、筋肉質でがっしりとしています。俊敏な動きができ、運動量も多いです。
四肢
どっしりとしっかりした足です。体同様筋肉が付いておりエネルギッシュです。
柴犬の寿命
柴犬の平均寿命は12年〜15年です。8歳を越えるとシニア期になります。シニア期に入ると体力が落ちたり免疫力が落ちて病気に注意が必要になります。体重など定期健診を受けて健康管理を行ってあげましょう。
柴犬のライフステージ
柴犬を迎えたら、ライフステージごとに飼い主が成長の手助けをしてあげます。5つのライフステージに分けてそれぞれの特徴を説明します。
新生児期
生後50日頃までを新生児期と呼びます。この時期は母親やきょうだいと触れ合うことで他者を認識し、社会化の基礎になる時期で子犬にとって性格形成の重要な時期です。この時期に母親やきょうだいと離されてしまうと他者との接し方がわからず、外部環境に過剰な怯えや警戒を持ってしまい、のちのち無駄吠えや咬みつきといった問題行動になってしまいます。
社会化期
生後5カ月ごろまでを社会化期と呼び、とても好奇心旺盛です。初めての飼い主と出会うのもこの時期で、いろんなことに興味があるので、様々な経験をさせる社会化を行うタイミングとなります。この時期に飼い主以外の人や犬と触れることで人間社会への適応が上手くできるようになります。トイレトレーニングやしつけ、ブラッシングなどを始めて、問題行動を起こしにくい子にしましょう。
成長期
生後7カ月ごろまでを成長期と呼びます。体と心が大きく成長する時期です。食事は子犬用のフードを与え、体の成長を手助けします。心も成長する時期なので引き続き社会化を続けます。
成犬期
8カ月から8歳くらいまでを成犬期と呼び、体も心も成長し、犬も飼い主も様々な経験が一緒にできる時期です。散歩やお出かけなど、いろんな楽しい思い出を作りましょう。成長期を終えて太りやすい時期なので食事や運動量に注意が必要です。
シニア期
9歳以降はシニア期と呼びます。体力が徐々に落ち、睡眠時間が増え、免疫力も落ちてきます。定期的な検診を受け、健康管理を行います。食事はシニア用のフードを与えるようにします。
柴犬を飼う難易度
柴犬は小型犬に分類されますが、体重は8㎏〜10㎏とトイプードルやチワワなどと比べると大きい犬種になります。飼い主には基本的に従順ですが、最近は飼い主にも警戒心を抱く子がいますので、お迎えをしたら社会化をしっかり行うのが重要です。初心者に飼いやすいと言われていますが、社会化やしつけの方法を飼い主も勉強し、一緒に成長をしていきましょう。
散歩の目安 | 1日30分×2 理想:1日60分×2 |
トリミング | 不必要 |
ブラッシング | 換毛期は毎日 換毛期以外は2~3日に1回 |
飼う難易度 | 初心者向け (社会化やしつけができる人) |
トリミング
柴犬は春と秋の年2回の換毛期があるため、トリミングは不必要な犬種です。
散歩
狩猟犬だったため、運動量は多い犬種です。1日30分×2、可能であれば1日60分×2の散歩を行いましょう。散歩を通して人や犬と触れ合い社会化もできるので毎日行ってあげます。
ブラッシング
柴犬は抜け毛が多い犬種です。換毛期はスリッカーブラシを用いて毎日ブラッシングを行います。換毛期以外でも2~3日に1回はブラッシングをしましょう。
まとめ
今回の記事は柴犬の性格や体の特徴、成長ステージに合わせた飼い主の接し方などについて解説をしました。
柴犬は日本古来の犬で、飼いやすい印象がありますが、とても警戒心強い犬です。初心者向けの犬ではありますが、人や犬に過剰な警戒心を持たせない社会化は迎えたら積極的に行います。
運動量も多いので散歩は毎日行き、エネルギーを発散させてあげましょう。
賢く、飼い主に忠実な犬種のため、社会化としつけがしっかりできたら最高のパートナーとなってくれるでしょう。
以上、最後までお読みいただきありがとうございました。