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犬が飼い主の口を舐める理由と行為の危険性、やめさせる方法について解説

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犬が飼い主の口を舐める理由と行為の危険性、やめさせる方法について解説

こんにちは、けんけんです。

愛犬が口を舐めてくる理由が知りたい!口を舐める行為をやめさせる方法が知りたい!と悩んでいませんか?今回の記事は犬が飼い主の口を舐める理由と行為の危険性、やめさせる方法について解説します。

けんけん

この記事は以下のような人におすすめ!

愛犬が口を舐める理由を知りたい人

口を舐める行為をやめさせたい人

口を舐められるとどんなリスクがあるか知りたい人

犬が口を舐めるのはコミュニケーション方法のひとつです。口を舐める行為にはいくつかの理由が存在します。これを知っていると愛犬が何を考えているのかわかり、愛犬と適切な距離間で関係を築くことができるようになりますよ。

それでは、どうぞ!

犬が飼い主の口をなめる理由

犬はコミュニケーションを取ることが多い生き物です。その方法は声や体の動き、尻尾の動き、顔の表情、耳の動きなどいろいろな方法で伝えて来ます。「犬が飼い主さんの口をなめる」こともコミュニケーションのひとつです。犬が飼い主さんの口を舐めてくる理由は、主に以下の4つが考えられます。

犬が口を舐める理由

  1. 愛情表現として舐める
  2. 服従心を示すために舐める
  3. 気持ちを落ち着かせるために舐める
  4. 注意を向けるために舐める

愛情表現として舐める

犬が飼い主さんの口を愛情表現として舐める場合は、犬が飼い主さんに対して最大級のスキンシップを見せていることです。これは、離乳期の子犬が母犬に食べ物をねだったり、母犬が子犬の身体を清潔にしたりする行動の名残りです。飼い主さんのことが「大好きだよ!大切だよ!」という気持ちを表現しているんですね。

服従心を示すために舐める

犬が服従心を示すために口を舐める場合は、犬が飼い主さんに対して自分は従順であることを伝えていることです。これは、野生のイヌ科の動物の群れで見られる行動で、上位の個体の顔を舐めることで敵意や争いごとを避けています。

気持ちを落ち着かせるために舐める

犬が気持ちを落ち着かせるために飼い主さんの口を舐める場合は、犬が飼い主さんや自分自身に対して不安やストレスを和らげようとしていることです。これは、「カーミングシグナル」と呼ばれる行動で、犬が見知らぬ人や犬、怒られたり不安な場所に行ったりするときに不安やストレスを緩和させるときに見せます。

注意を向けるために舐める

犬が注意を向けるために飼い主の口を舐める場合は、犬が飼い主さんに対して自分に構ってほしいことや何か要求があることを伝えていることです。これは、遊んでほしいときや散歩に行きたいときなどに見られます。

犬が「口を舐める」ことで注意すること

犬が「口を舐める」ことで注意すること

犬が飼い主の口を舐める行為により、犬から人間に病気を移す場合があります。

犬が口を舐めるときに注意する病気は、人間にも感染する可能性のある「動物由来感染症」や「人畜共通感染症(ズーノーシス)」です。

例えば、以下のような病気があります。

パスツレラ症

パスツレラ菌は健康な犬の口の中に常在する菌で、犬の75%は保菌していると言われます。細菌による感染症で、噛まれたり舐められたりすることで感染し、免疫力の弱い人が発症する可能性があります。

コリネバクテリウム・ウルセランス症

細菌が産生する毒素によって呼吸困難や心不全を起こすことがあります。

トキソプラズマ

トキソプラズマは寄生性原生生物(原虫)による感染症で、妊婦が感染すると胎児に影響することがあります。

ハイルマニイ

ピロリ菌の仲間で、胃炎や胃がんの原因になることがあります。

これらの病気は、犬が健康そうでも感染している可能性があるので、 犬とキスをしたり口移しでごはんをあげたりするのは避けましょう 。

また、口の中に病変がある場合にも、犬は口を舐めることがあります。

例えば、以下のような病気があります。

歯周病:歯垢の中の細菌が歯茎や歯根を侵す病気です。

口内炎:口の中の粘膜に炎症が起こる病気です。

口腔内腫瘍:口の中に良性や悪性の腫れ物ができる病気です。

口鼻瘻管:歯周病が進行して口腔と鼻腔とを隔てる骨や組織に穴が開く状態です。

これらの病気は、口臭や出血などの他の症状も伴うことが多いです。

もし愛犬が口を舐める頻度が高い場合や、他にも異常な様子が見られる場合は、 早めに動物病院で診察を受けましょう 。

犬に口を舐める行為をやめさせる方法

犬に口を舐める行為をやめさせる方法

犬が口を舐める行為をやめさせたい場合にはどんな対応方法があるのでしょうか。

舐めるのをやめたらおやつをあげる

しつけの方法のひとつに、行為をやめたらご褒美のおやつをあげてやめさせる方法があります。やめたら良いことがあるのだと覚えさせるのです。ここでやってはいけない行為は怒鳴ったり、叩いたりしてしつけることです。犬がストレスを感じてしまい、問題行動をおこすようになる場合があるので、注意しましょう。

無視をする

飼い主が反応してしまうと、「喜んでもらえている、わたしのことを見てくれる」と興奮してしまいます。舐めようとしたら、その場からすぐに離れて無視をするようにします。犬が落ち着くまで待ちましょう。

ストレスを取り除く

かまってほしい場合に口を舐めて注意を引くようであれば、舐める行為が落ち着いてから、一緒に遊んであげ、ストレスの原因を取り除くのもひとつの方法です。しかし、舐めてくる行為のすぐあとに遊ぶと、舐めたら遊んでくれるのだと覚えてしまうので、時間を置くのがポイントになります。

まとめ

今回の記事は犬が飼い主の口を舐める行動の意味について解説をしました。犬が飼い主の口を舐める理由は次の4つが考えられます。

犬が口を舐める理由

  1. 愛情表現として舐める
  2. 服従心を示すために舐める
  3. 気持ちを落ち着かせるために舐める
  4. 注意を向けるために舐める

口を舐められることで人間が病気に感染するリスクがあるため、口を舐めてくる行為をやめさせたい場合はしつけをする必要があります。行為の原因を取り除くことも有効です。愛犬と適切な距離でコミュニケーションがとれるように、犬の気持ちを理解し取り組みましょう。

以上、最後までお読みいただきありがとうございました。

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