こんにちは、けんけんです。
犬の里親になりたいけど、どうやったら里親になれるのかな?注意する点はどんなことかな?と悩んでいませんか?今回の記事は犬の里親になるために、探し方やメリットや注意点などを解説します。
この記事は以下のような人におすすめ!
犬の里親になりたいと考えている人
犬のことが大好きな人
里親になるとはどういうことか知りたい人
わたしは、トイプードルの「くうちゃん」と一緒に暮らして6年になりますが、くうちゃんは実は1歳のときに保護犬として我が家に来ました。ある地域の震災で、ブリーダーが育てられなくなり、わたしの知り合いの家にいたのですが、飼育放置されており、毛は伸び放題で、爪も伸び放題、成犬なのに3㎏ちょっとしか体重がない状態でした。そんなくうちゃんを見て、わたしが引き取ることになったのですが、6年経ち毛艶もよく、元気に暮らしています。保護犬と暮らすわたしが、犬の里親になるためについて詳しく解説をします。
それでは、どうぞ!
もくじ
犬の里親になる方法とは?
犬の殺処分は、日本の動物愛護の課題の一つとして取り上げられています。年間で数万匹以上の犬が日本全国で殺処分されています。主な理由は、飼い主からの手放しや里親が見つからないこと、野良犬や捨て犬の問題などが挙げられます。
犬の里親になる方法は、以下の手順に従って進めることが一般的です。
里親になる方法
- 動物保護施設や愛護団体への連絡
- ペットの譲渡イベントへの参加
- オンラインの里親募集サイトの利用
動物保護施設や愛護団体への連絡
地元の動物保護施設や動物愛護団体に連絡し、里親になることに興味がある旨を伝えましょう。インターネットで検索すれば保護施設は簡単に探すことができます。保護施設の方は保護している犬たちの情報や条件を提供してくれますので問い合わせをしてみましょう。
ペットの譲渡イベントへの参加
地域で開催されるペットの譲渡イベントに参加してみましょう。こちらもインターネットで「犬 譲渡会 (住んでいる地域名)」を入れて検索すれば譲渡会の案内がすぐに見つかります。そこで里親になることができる犬たちを見つけるのも一つの方法です。
オンラインの里親募集サイトの利用
インターネット上には犬の里親募集サイトがあります。そこで保護された犬たちの情報や写真を見ることができ、里親になりたい犬を見つけることができます。代表的なサイトには「ペットのおうち」などがあります。
里親になるメリットとは?
犬の里親になることには以下のようなメリットがあります。
命を救うこと
里親になることで、保護犬や里親を待っている犬の命を救うことができます。里親が見つからない場合、殺処分される可能性がある犬たちに新たな希望と幸せな生活を提供することができます。
犬からの愛情と癒し
里親になることで、犬から愛情や癒しを受け取ることができます。犬は忠実で愛情深い存在であり、あなたとの絆を築くことで心の豊かさや幸福感を得ることができます。
心理的・身体的な健康への効果
犬との触れ合いや散歩などの世話を通じて、ストレスの軽減や心理的な安定感を得ることができます。また、犬との運動や遊びは健康促進にもつながります。
コミュニケーション能力の向上
犬とのコミュニケーションを通じて、コミュニケーション能力や責任感を向上させることができます。犬との関係を築く中で、コミュニケーションの重要性や思いやりの心を学ぶことができます。
里親コミュニティへの参加
里親になることで、里親コミュニティに参加する機会が得られます。同じく犬を愛する人々との交流や情報共有を通じて、支え合いや助言を受けることができます。
飼育費用の節約
保護犬や里親を待っている犬は、一般的に飼育費用が安く抑えられます。保護施設や愛護団体からの里子になる場合、ワクチン接種や不妊・去勢手術などの医療費も含まれていることが多いため、経済的な負担が軽減されます。
里親になることは、犬たちの救済だけでなく、あなた自身にも多くのメリットをもたらします。愛情と責任を持って犬と向き合うことで、共に成長し、豊かな経験を得ることができます。
犬の里親になるための手続きと条件
応募手続きの進め方
応募書類の提出:
里親になりたい犬がいる場合、保護施設や愛護団体の指示に従って応募書類を提出します。一般的な応募書類には、里親の情報や住居環境、飼育経験、飼育方針などが含まれる場合があります。
面談・訪問:
提出した応募書類をもとに、保護施設や愛護団体のスタッフと面談や訪問が行われることがあります。飼育環境や生活スタイル、犬への愛情や責任感などについて話し合い、お互いの相性や条件を確認します。
里親契約の締結:
応募が承認された場合、保護施設や愛護団体との間で里親契約が締結されます。里親契約には、犬の飼育に関するルールや責任、返還条件、不妊・去勢手術の実施などが含まれます。契約内容をよく確認し、同意した上で署名・捺印をします。
犬との相性の確認
犬との相性の確認は、里親になる前に重要なステップです。犬との良好な関係を築くために、以下のポイントを考慮しましょう。
犬種や性格の適合性
犬種にはそれぞれ異なった性格や特性があります。自分のライフスタイルや家族の生活スタイルに合う犬種を選ぶことが重要です。犬種の特徴や性格を調査し、自分に合った犬種を選びましょう。
犬の個体的な特徴
犬は個体差があります。性格や活発さ、社交性、遊び好きなど、犬それぞれに個性があります。犬との相性を確認するために、保護施設や愛護団体で犬との接し方や性格の特徴について相談し、実際に犬と触れ合う機会を設けましょう。
犬とのコミュニケーション
犬との相性はコミュニケーションによっても左右されます。犬とのコミュニケーションスタイルや相手の反応を確認し、お互いに理解し合えるかどうかを感じ取りましょう。犬が求める愛情表現やコミュニケーションの方法を理解し、適切に対応することが大切です。
家族の関与と合意
犬は家族全体で迎え入れる存在です。家族の一員として犬を迎えることについて、家族全員が合意し、責任を共有することが重要です。犬との相性を確認する際には、家族の意見や関与を考慮し、家族全員が犬との生活に適応できるかどうかを確かめましょう。
トライアル期間の設定
犬との相性を確認するために、一定のトライアル期間を設けることも有効です。犬との生活が互いに適応できるかどうかを評価し、相性に問題がある場合は早めに対処することができます。
犬との相性の確認は、里親としての責任を果たすために重要なステップです。十分な検討と思慮をもって犬との相性を確かめ、犬の幸せと自身の満足を追求することが大切です。
犬の里親になる際の注意点と責任
犬の飼育費用と健康管理
犬の飼育費用と健康管理には、以下の要素が含まれます。
エサ代
犬の飼育費用の主要な部分は、エサ代です。犬の種類や体サイズ、年齢に応じて適切な食事を提供する必要があります。良質なドッグフードや必要な栄養素を含んだ食事には、コストがかかる場合があります。また、特別な食事制限や食品アレルギーを持つ犬の場合は、それに応じたエサ代が必要です。
獣医費
犬の健康管理には、獣医費が欠かせません。予防接種や定期的な健康診断、フィラリアやノミ・ダニの予防、また病気やけがの治療費などがかかることがあります。獣医費は予想外の出費もあるため、十分な備えが必要です。
トリミングやグルーミング
犬のトリミングやグルーミングは、外見の美しさや健康のために必要なケアです。毛のカットやブラッシング、爪切り、歯磨きなどを定期的に行う必要があります。これには専門のトリマーやグルーマーに依頼する場合もあり、費用がかかることがあります。
ペット保険
犬の健康リスクや予期せぬ事故に備えるため、ペット保険に加入することも考慮されます。ペット保険は月々の保険料がかかりますが、獣医費や緊急時の治療費をカバーしてくれる場合があります。
おもちゃや用品
犬には遊びや刺激が必要です。おもちゃやチューインググッズ、トイレトレイやベッドなど、犬が快適に過ごすための用品を用意する必要があります。これらの用品は犬の成長や好みに合わせて定期的に更新する必要があるため、費用がかかることがあります。
トレーニングや訓練
犬のしつけや訓練は、健康的な成長や社会化に重要です。トレーニングや訓練には、パピークラスや基本的なしつけ、社会化訓練、行動修正などさまざまな種類があります。トレーニングや訓練には時間と労力がかかるだけでなく、プロのトレーナーに依頼する場合は費用がかかることもあります。
旅行や預かりの費用
旅行や出張時に犬を預ける必要がある場合や、一時的に預かりをお願いする場合があります。このような場合、預かり先やホテルの費用を考慮する必要があります。
これらの要素を考慮すると、犬の飼育費用は個々の状況によって異なります。犬種やサイズ、地域、ライフスタイルなどに応じて、飼育費用の見積もりを立てることが重要です。また、予期せぬ出費に備えて十分な貯金や予算を確保することも忘れずに行いましょう。犬の健康と幸福のために、適切な飼育費用と健康管理に投資することが大切です。
犬の適応期間とサポート
犬の里親になる場合、犬の適応期間とサポートは重要な要素です。以下に、犬の適応期間とサポートについて詳しく説明します。
適応期間
犬は新しい環境や飼い主との関係を構築するために、適応期間を必要とします。犬が新しい家庭や環境に慣れるには、数週間から数ヶ月の時間がかかることがあります。特に過去に虐待や不適切な飼育状況に置かれていた犬は、適応に時間がかかることがあります。適応期間中は、犬が環境に慣れるためのゆっくりとしたステップを踏むことが重要です。
安心できる環境の提供
犬が適応するためには、安心できる環境を提供することが重要です。犬のための居場所やベッドを用意し、十分なスペースと快適さを提供します。また、トイレの場所や食事のルーティンなど、一貫性と安定性を保つことも大切です。安心感を与えることで、犬はより早く環境に適応できるでしょう。
適切な社会化
犬は適切な社会化を通じて、他の犬や人間との関係を築くことが重要です。里親として、犬の社会化を促すために積極的に関わり、他の犬や人とのポジティブな経験を提供します。ドッグパークやドッグトレーニングクラスなど、社会化の機会を積極的に活用しましょう。
忍耐と理解
犬の適応期間中には、様々な行動や反応が見られることがあります。不安や恐怖、過去のトラウマによる行動の問題などが発生するかもしれません。里親として、忍耐強く犬をサポートし、理解を示すことが大切です。適切なトレーニングや行動修正を通じて、犬の安心と適応を促進します。
保護犬は心を閉ざしてしまっている子もいます。愛情をもって接し、ゆっくりと家族だと認識してもらいましょう。何か心配なときは引き取りをした団体に相談をしてみるのも良いでしょう。
獣医師の診察と予防接種
犬の里親になる際には、獣医師の診察と予防接種が重要な要素です。以下に、獣医師の診察と予防接種について詳しく説明します。
初回の獣医師の診察
犬を里親として迎え入れる際には、まず初回の獣医師の診察を受けることが重要です。獣医師は犬の健康状態を確認し、必要な処置やケアのアドバイスを行います。健康状態や過去の病歴、予防接種の履歴などについて詳しく話し合い、獣医師と協力して犬の健康管理を行いましょう。
定期的な健康診断と予防接種: 獣医師との定期的な健康診断は、犬の健康を維持するために重要です。定期的な診察により、早期に病気や健康問題を発見し、適切な治療やケアを行うことができます。また、予防接種は重要な予防手段であり、犬が感染症や疾病から守られるために欠かせません。獣医師の指示に従って、適切な時期に予防接種を受けさせましょう。
フィラリア予防
フィラリアは蚊を媒介として犬に感染する寄生虫であり、重篤な病気を引き起こす可能性があります。定期的なフィラリア予防薬の投与や血液検査によるスクリーニングは、犬の健康を守るために重要です。獣医師に相談し、適切なフィラリア予防策を実施しましょう。
その他の予防策
獣医師は犬の健康管理においてさまざまな予防策を提案することがあります。例えば、ノミ・ダニ予防やワクチンの追加接種、歯石除去などが挙げられます。獣医師の指示に従い、必要な予防策を実施しましょう。ノミ・ダニ予防には、薬剤や首輪などを使用してノミやダニの寄生を防ぐことが一般的です。定期的な歯石除去や歯磨きなどの口腔ケアも犬の健康維持に重要です。
健康記録の管理
犬の健康管理の一環として、健康記録の管理も重要です。獣医師からの診断結果や予防接種の履歴、処方薬の情報などを適切に管理し、必要な時に参照できるようにしましょう。健康記録の整理やバックアップを行うことで、犬の健康管理をより効果的に行うことができます。
犬の健康管理は、犬の幸福と長寿命に直結する重要な要素です。獣医師との定期的な診察と予防接種、適切な予防策の実施、緊急時の迅速な対応などを通じて、犬の健康を守りましょう。また、獣医師とのコミュニケーションを大切にし、犬の健康に関する相談や質問を遠慮なく行うことも重要です。
犬のトレーニングと社会化
犬の里親になる場合、犬のトレーニングと社会化は重要な要素です。以下に、犬のトレーニングと社会化について詳しく説明します。
基本的なトレーニング
犬のトレーニングは、基本的なコマンドや行動の指示を理解させることから始めましょう。例えば、「座れ」、「伏せ」、「待て」などの基本的なコマンドを教えることで、犬の行動を制御することができます。トレーニングは積み重ねることで犬の従順さや協調性を高め、飼い主とのコミュニケーションを円滑にします。
社会化の重要性
犬の社会化は、他の犬や人間、さまざまな環境との関わり方を学ぶプロセスです。社会化を通じて、犬は社会的なルールや行動の適切な範囲を学び、ストレスなく健全な関係を築くことができます。犬の社会化は幼い時期から始めることが効果的ですが、成犬でも社会化を促進することができます。
ポジティブリンフォースメント
犬のトレーニングにおいては、ポジティブリンフォースメント(Positive Reinforcement)を使用することが推奨されます。これは、犬が望ましい行動をした際にご褒美や称賛を与えることで、望ましい行動を強化する方法です。食べ物やおやつ、褒め言葉や撫でるなど、犬が好む刺激を使ってトレーニングを行いましょう。ポジティブリンフォースメントは犬との信頼関係を築き、楽しく効果的なトレーニングを実現します。
専門家の指導とサポート
犬のトレーニングや社会化は専門家の指導とサポートを受けることが有益です。トレーナーや行動訓練士に相談し、正しいトレーニング方法や社会化の手法を学ぶことで、効果的な結果を得ることができます。また、トレーニングの進行や課題について専門家と連携し、犬の成長と発達をサポートしましょう。
環境の豊富さと刺激
犬のトレーニングと社会化には、多様な環境と刺激が必要です。犬がさまざまな場所や状況に慣れることで、社会化が促進されます。散歩や公園へのお出かけ、他の犬や人々との交流、異なる音や匂いへの暴露など、日常的に犬に様々な経験をさせましょう。これにより、犬は自信を深め、社会的なスキルを向上させることができます。
継続的なトレーニングとリフレッシャー
犬のトレーニングは継続的な取り組みが必要です。トレーニングの効果を維持するために、定期的なリフレッシャートレーニングが重要です。犬の能力や行動は時間とともに変化するため、定期的なトレーニングセッションを行い、犬の知識や技能を定着させましょう。
愛情と忍耐
犬のトレーニングと社会化には、愛情と忍耐が必要です。犬は個体差があり、トレーニングに時間がかかることもあります。愛情を持って犬と向き合い、犬のペースに合わせながらトレーニングを進めましょう。また、犬が失敗した場合には叱らず、適切な指示とご褒美で再度トライすることが大切です。
犬のトレーニングと社会化は、犬との絆を深め、快適で幸せな共同生活を築くために不可欠です。犬の行動や社会性を向上させることで、飼い主との関係をより良くし、犬の幸福を促進することができます。専門家のアドバイスを受けながら、犬のトレーニングと社会化を楽しみながら行いましょう。
まとめ
今回の記事では犬の里親になるために、探し方や契約の仕方、里親になることのメリットやデメリット、注意点などを詳しく解説しました。
犬の里親になることは、犬の救済と幸福に貢献する素晴らしい選択です。里親になることで、犬に新しい家族や安定した環境を提供し、一緒に愛情と幸せを分かち合うことができます。犬の里親になるためには、応募手続きや条件を確認し、犬との相性や飼育費用、健康管理についても考慮する必要があります。
里親になることのメリットとして、犬との絆を深める喜びや、救われた犬の成長を見届けることが挙げられます。また、犬の里親として、殺処分を減らし、犬の命を守る社会貢献も行えます。
里親になるための手続きは、里親募集団体や保健所との連絡や面談、審査などが含まれます。犬の適応期間では、犬が新しい環境に慣れる時間とサポートが必要です。
犬の里親になることは、責任と奉仕の心を要しますが、その喜びや充実感は計り知れません。犬の愛情と忠誠心は無条件で、あなたとの絆は一生続きます。ぜひ、里親の道を選び、犬との特別な絆を築きましょう。
以上最後までお読みいただきありがとうございました。
関連記事
・犬をブリーダーから迎える方法や、ペットショップとの違いを解説
・愛犬を12時間以上「お留守番」させることはできる?お留守番の時間と注意点について解説
・便利すぎて使ってはいけない!犬の「ペットホテル」の人気の秘密や注意点など分かりやすく解説
・犬を飼うとできなくなることは?愛犬を迎える前によく考えよう
・犬の混合ワクチンとは?役割や目的、費用や副作用について解説
・狂犬病ワクチンを受ける期間はどれくらい?副作用や費用について解説