こんにちは、けんけんです。
子犬を飼い始めたけど、「犬の社会化」ってなんだろ?社会化はいつから始めるの?どうやってトレーニングするの?と悩んでいませんか?今回の記事は、犬の社会化についてわかりやすく丁寧に説明をします。
この記事は以下のような人におすすめ!
- 犬の社会化について知りたい人
- 犬の社会化をいつまでにすればいいのか知りたい人
- 犬の社会化のトレーニング方法が知りたい人
子犬は生後3~4ヶ月ごろは好奇心が強く、何にでも興味を示します。この時期をうまく活用して、新しいことをどんどん学ばせます。生後6ヶ月~7ヶ月くらいになると急に怖がるようになります。これは自然な反応ですが、上手にトレーニングをしないと、社会化に苦労をします。そんな社会化を、当ブログで犬に関する記事を執筆しており、トイプードルと暮らすわたしが、解説をします。
この記事を読めば、失敗しない「犬の社会化」の方法がわかり、愛犬と楽しい生活が送れるようになりますよ!
それでは、どうぞ!
もくじ
犬の社会化とは
犬の社会化は、犬が適切な社会的な行動を身につけるプロセスです。これには、他の犬や人との適切なコミュニケーションや相互作用を学ぶことが含まれます。社会化は、犬が健康的で幸福な生活を送るために非常に重要な要素です。また、飼い主さんとの永い生活を送っていくうえで、社会化はとても大切なことです。
犬の社会化のメリット
犬が社会化すると、以下のようなメリットがあります。
行動問題の予防
社会化された犬は、より良い行動選択をする傾向があります。例えば、他の犬や人に対して攻撃的な行動をとることが少なくなるでしょう。
ストレスの軽減
社会化された犬は、新しい環境や刺激に対してより柔軟に対応できます。これにより、新しい場所や人々との出会いに対してストレスを軽減することができます。
ポジティブな関係の構築
社会化された犬は、他の犬や人々との良好な関係を築くことができます。これは、飼い主との絆を深め、他の犬や人々との交流を楽しむことができるようになることを意味します。
犬の社会化の注意点
犬の社会化を促進するためには、以下のポイントに注意する必要があります。
早期の社会化
犬はできるだけ早い時期から社会化の経験を積むことが重要です。幼少期から様々な犬や人との交流を提供し、ポジティブな経験を積むようにしましょう。
積極的な社会的経験の提供
犬には、他の犬や人との交流の機会を積極的に提供しましょう。ドッグパークや訓練クラスなど、社会化の機会が豊富な場所に連れて行くことが効果的です。
ほめるを上手く使う
犬が望ましい行動を示した場合には、褒めたりご褒美を与えたりすることで「良い行動=うれしいこと」と覚えさせます。これにより、犬は望ましい行動を継続する意欲を高めます。
リラックスさせる環境の提供
犬には、社会化の過程でリラックスできる環境を提供しましょう。犬がストレスなく学べるように、適切な休息や安全な場所を提供することが重要です。
犬の社会化には時間と努力が必要ですが、犬の行動問題を予防し、幸福な関係を築くためには非常に重要な要素です。獣医や犬のトレーナーなど、専門家の助言や指導を受けることもおすすめです。
犬の社会化をする時期
犬の社会化を開始する時期は、できるだけ早い段階から始めることが重要です。最適な時期は、犬が幼いパピーの時期です。犬の社会化は、生後数週間から始めることができますが、特に8週齢から12週齢の間が重要な期間とされています。
なぜ早い段階から社会化を始めるのかというと、パピーの時期は犬が新しい経験を受け入れやすく、学習する能力が高い時期だからです。パピーはまだ柔軟で、他の犬や人とのポジティブな経験を通じて社会的なスキルを学ぶことができます。
犬の社会化をする方法
具体的な社会化のステップは以下のようになります。
- 犬のパピーが母犬や兄弟姉妹と一緒に過ごす期間を最大限にすることが重要です。この期間は家族というコミュニティーの中で、社会的なスキルや遊びのルールを学ぶための最初の貴重な時間です。
- パピーが8週齢を過ぎたら、新しい環境や他の犬や人との接触を積極的に促しましょう。ドッグパークやペット友好の場所、トレーニングクラスなど、社会化の機会が豊富な場所に連れて行くことが重要です。
- 楽しい経験をさせましょう。パピーが新しい刺激や環境に遭遇したときには、楽しい経験や褒め言葉、ご褒美を与えることで、ポジティブな関連付けを行います。
- パピーが飼い主以外の他人や動物、環境との接触を経験できるように努めましょう。異なる人種や年齢、性別、服装の人々に接することや、異なる種類の動物や鳥、自動車の音など、多様な刺激にさらされることが重要です。
- パピーにはリラックスした状態で学べるような環境を提供しましょう。ストレスや不安を引き起こす環境や刺激を避け、適切な休息と安全な場所を提供することが重要です。
犬の社会化は早期から始めることが重要ですが、犬の個体差や状況に応じて、個別のアプローチが必要な場合もあります。
屋内での犬の社会化のトレーニング
家の中には子犬にとって聞きなれない音や、見慣れない物がたくさんあります。犬は聴力が敏感なので、音に反応して興奮するため、音のトレーニングは時間をかけて行います。
チャイムや電話の音に慣れさせる
チャイムや電話が鳴るたびに吠えると、飼い主さんも疲れてしまいます。特に通信販売で買い物をする頻度が高い昨今、宅配業者の人がチャイムを鳴らすことはよくあります。他の人にチャイムを鳴らしてもらい、すかさずおやつをあげましょう。これを繰り返すことで「チャイムの音が鳴る=良いことがおきる」と覚え、音が鳴っても落ち着いていられるようになります。
環境音や生活音に慣れさせる
子犬のそばでテレビやラジオ、音楽を流して、音に慣れさせるのも良いトレーニングになります。子犬が特に怖がるのが、掃除機の音です。最初は音を出さずに掃除機に慣れさせて、離れたところから作動音を聞かせ、少しずつ近づくというトレーニングをしましょう。そのほかにもブラシやおもちゃなど、さまざまな物に慣れさせましょう。
来客に慣れさせる
お客さんに子犬が吠えたり、怯えたりしないように、友達や知人を家に招いて、子犬に接してもらうことも社会化になります。子犬が慣れてきたら、おやつをお客さんからあげてみたり、撫でたりしましょう。
屋外での犬の社会化のトレーニング
ワクチンが済んだら、お散歩デビューで社会化をしましょう。いきなり歩かせるのではなく、まずは抱っこして外に連れ出しましょう。家の近くをまわり、外の環境に慣れさせます。驚いて走り出したりしないように、首輪とリードをつけます。
車の音に慣れさせる
子犬を車の音に慣れさせるには、抱っこしたままで、おやつを与えて、車やバイクの音を聞かせます。犬が怖がらなくなったら、実際に車やバイクが走っている様子を見せて慣らしていきます。
他の犬や人に慣れさせる
家族に慣れたら、大好きな友達や近所の人に外で会わせてみましょう。この時も、他人におやつを手であげてもらい、慣れさせます。子犬は抱っこしたままで、触れてもらいましょう。また、他の犬と慣れさせるには、公園やドッグランで遠くから眺めさせることから始めましょう。おとなしくしていたら、おやつを与えます。直接の対面は、本格的に散歩ができるようになってから行います。
まとめ
今回の記事は、犬の社会化とは何なのか?どんなタイミングで始めるのか、社会化のトレーニング方法についても解説をしました。
犬の社会化は、犬が適切な社会的な行動を身につける大切なプロセスです。これには、他の犬や人との適切なコミュニケーションや相互作用を学ぶことが含まれます。社会化が上手にできると、お散歩や外出、お泊りなど、飼い主さんと楽しめることの幅がぐっと広がります。子犬を迎えたら、まずは家の中のものに慣れさせることから始め、他人や他の犬との関係を築けるように、根気強くトレーニングをしましょう。
以上、最後までお読みいただきありがとうございました。
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