こんにちは、けんけんです。
ポメラニアンを飼いたいけどポメラニアンがどんな性格の犬なのか知りたいな。初心者でも飼える犬種なのかな?そんな疑問に対して、今回はポメラニアンの性格や体の特徴、ポメラニアンとの成長ステージごとの付き合い方など分かりやすく解説をします。
この記事は以下のような人におすすめ!
ポメラニアンを飼おうと検討している人
ポメラニアンがどんな犬なのか詳しく知りたい人
ポメラニアンの性格の特徴を知りたい人
ポメラニアンはもふもふふわふわの被毛にクリクリとした丸く黒い瞳の小型犬です。今回は犬のことが大好きすぎて、犬に詳しくなり、当ブログで犬に関する記事を執筆しているわたしがポメラニアンについてわかりやすく説明をします。
この記事を読めばポメラニアンの性格がよく分かり、成長ステージに合わせた飼い主の付き合い方がよくわかるようになりますよ!
それでは、どうぞ!
もくじ
ポメラニアンの性格
ポメラニアンの原産国はドイツで、同じドイツ原産のスピッツから改良され小型犬になりました。ポメラニアン地方で小型化されたことから、名前の由来となりました。イギリスのビクトリア女王が1888年にイタリアから持ち帰り、ポメラニアンをたいへん可愛がり、女王が亡くなるときにはかたわらにいたと言われています。
ふわふわの毛につぶらな瞳という愛くるしい姿の「ポメラニアン」は活発でフレンドリー、そしてとても賢く、周りをよく見て状況判断ができます。吠えやすい傾向もあるので色んな音を聞かせたり、他人や他の犬に慣れさせる社会化を行いながら、しつけをすることで良いパートナーとなります。
毛色による性格の違い
日本でもよく見かけるオレンジ、最近人気が高まっているホワイト。ポメラニアンの毛色はブラック、ブラウン、チョコレート、レッド、オレンジ、クリーム、ブルー、ホワイトなどたいへん多くの毛色があります。ポメラニアンは毛色による性格の違いはないと言われています。
性別による性格の違い
ポメラニアンは性別による性格の傾向があります。しかし環境や個体差も多いため、あくまで性格の傾向として考えてください。
オス
やんちゃで、自立心が強く、周りの人間や犬に吠えやすいです。半面、飼い主に対して甘えん坊という面も持ち合わせます。社会化としつけをすれば、飼いやすいです。
メス
オスに比べると落ち着きがあり、おとなしめな性格です。周りをよく観察しており、状況に応じて自分の態度を変化させる器用さを持っています。利口で賢い子も多いので、オスにくらべてしつけやすいです。
ポメラニアンの体の特徴
ポメラニアンはふわふわモフモフの被毛につぶらな瞳が特徴の小型犬です。パーツの特徴を見ていきましょう。
原産国 | ドイツ |
体重 | 2~3㎏ |
体高 | 20㎝ |
色 | オレンジ、ホワイト、クリーム、ブルー、 レッド、チョコレート、ブラウン、ブラックなど |
かかりやすい病気 | 膝蓋骨脱臼、骨折、気管虚脱、水頭症 |
頭
ポメラニアンの頭はリンゴのような形の「アップルヘッド」が特徴です。
目
黒い丸い形の大きい瞳が特徴で、顔に対して目が占める比率が大きく可愛い印象を与えます。
耳
ポメラニアンの耳は三角形にピンと立っており、飾り毛で覆われています。
鼻
ポメラニアンには「タヌキ顔」と「キツネ顔」があり、その違いは頭から口までの鼻の長さ(マズルの長さ)でマズルが短いとタヌキ顔、マズルが長いとキツネ顔になります。生後1カ月ほどでマズルの鼻の特徴があらわれ、どちらの顔つきか判断できるようになります。
被毛
ポメラニアンの毛色は多数あり、よく見かけるのがオレンジですが、最近はホワイト系も人気があります。被毛は体表近くにはえて体温調整をするアンダーコートと外からの刺激から体を守るオーバーコートを持つ「ダブルコート」です。暑さに弱いため、夏場の体温調整に注意が必要です。
換毛期があり、毛の生え変わりは春と夏の年2回で、毎日のブラッシングが必要です。
尾
ポメラニアンの尾は付け根の位置が高く、上に伸びています。長さは中くらいで、飾り毛がたっぷりとあるため、歩くとフワフワと揺れかわいらしい後ろ姿です。
胴体
ポメラニアンはスピッツから派生した犬なので、外見は小さいですが、引き締まったからだをしています。
四肢
ポメラニアンの四肢はバランスがよくしっかりしていますが、骨は小型犬で細いため取り扱いは丁寧にします。爪と肉球は黒色です。
ポメラニアンの寿命
ポメラニアンの平均寿命は12才~15才です。ポメラニアンの成長は早く10カ月ごろには成犬になると考えられています。他の犬種と同様に10才を過ぎるとシニアと呼ばれ、人間で言えば56才すぎの年齢で、食事や運動の中身に注意してあげる必要があります。
ポメラニアンのライフステージ
ポメラニアンの成長を5つのライフステージに分けて解説をしていきます。
新生児期
生後50日ごろまでを新生児期と言います。この時期に母親やきょうだいとの触れ合いを通して自分以外の他者を認識し、外部環境に適応するための土台が形成されます。きょうだいでじゃれあい遊びながら学んでいきます。この時期に親やきょうだいから引き離されると外部環境に恐怖心を持ち、上手く社会化が出来ないため、心の成長にも重要な時期です。
社会化期
生後6カ月ごろまでを社会化時期と呼び、初めて飼い主と出会うのはこの時期になります。この時期はとても好奇心が強く、さまざまな物や人、他者に興味があります。この時期に経験を積むことで人間社会にうまく順応できるようになります。これを「社会化」と呼びトイレトレーニングやしつけを始める時期でもあります。社会化ができると無駄吠えや咬みつきなど問題行動を起こすことを防ぐことができます。
成長期
生後10カ月ごろまでを成長期と呼び、心と体が大きく成長する時期です。恐怖心を覚える時期でもあるため、過剰な反応を示さないように、社会化を継続し、しつけにも注意をします。散歩や飼い主と遊ぶことで心と体の成長を手助けしてあげましょう。
成犬期
ポメラニアンは10カ月をすぎると成犬期に入ると言われています。9才くらいまでが成犬期で、心も体も成長し、飼い主といろんな経験ができる時期でもあります。病気になりにくい時期ですが、成長期と比べると太りやすくなるので、食事量や運動に気を付けてあげましょう。
シニア期
10才をすぎるとシニア期に入り、睡眠時間が長くなり、運動量も徐々に落ちていく時期です。毛が細くなったり、病気になりやすいため、食事はシニア用のものを与え、健康管理に今まで以上に注意を払ってあげます。
ポメラニアンを飼う難易度
ポメラニアンは賢く、甘え上手で小型犬のため日本の集合住宅でも飼いやすい犬種でたいへん人気があります。初心者でも飼うことができる犬種です。フワフワの毛は寒さに強いですが、夏の暑さには弱いのでエアコンを使って部屋の温度を調整し、熱中症にならないようにしてあげます。
散歩の目安 | 1日30分以上 |
ブラッシング | 毎日 |
トリミング | 不必要 |
飼う難易度 | 初心者向け |
トリミング
年2回の換毛期があるため基本トリミングは不要の犬種ですが、夏場に風通しを良くするためにカットをする場合もあります。
散歩
ポメラニアンはスピッツが原種なので活発です。毎日の散歩は必要で、1日30分以上は散歩に連れて行ってあげましょう。
ブラッシング
ポメラニアンはふわふわの豊かな被毛に覆われていますので、毎日のブラッシングは必須です。スリッカーブラシやピンブラシを使って足の後方や尾なども毛玉になりやすいので毛並みに沿って丁寧にブラッシングを行います。
まとめ
今回の記事はポメラニアンの性格や体の特徴、平均寿命や飼いやすさについて解説をしました。
ポメラニアンは活発でフレンドリーな性格です。賢く注意深い面もあるため、無駄吠えという問題行動を起こす子もいます。飼い主以外の人や他の犬とも触れ合い社会化をすることでポメラニアンと良い関係を築いていきましょう。
以上、最後までお読みいただきありがとうございました。